今回は情報を「OS役」と「プログラム役」二種類に分けて、それぞれのバランスをとるといいという話をします。
OS役とプログラム役の情報
本を色々読んでいると本には二種類あることがわかってきます。
一つが「OS役」の本。
これは物事の考え方や頭の運び方を指南する情報が載った本です。「あなたの人生を好転させる~個の習慣」とか「最新企業運営論」といった内容です。どちらかというと抽象的な内容です。
もう一つが「プログラム役」の本。
これは物事そのもの、「~のやり方」とか「~の解説」とかそういう内容の情報です。「料理」とか「みかんの栽培方法」とか実体がある具体的な内容です。
どちらかに偏ると性能が悪くなる
この二種類の情報のバランスをとらないと色々不都合な状況になります。
たとえばOS役の本ばかり読んでいるとします。すると頭の運び方はうまいけど、それを生かすフィールドがわかりません。OSはプログラムを動かす土台ではあるけれどプログラムそのものではないので、動かすプログラムがないと高性能なOSを持つ意味がありません。
反対にプログラム役の本ばかり読んでいるとすると、いろいろノウハウは知っているけど、それを効率的に効果的に運営するスキルがない、つまりOSがポンコツでプログラムがうまく動かないということになります。
一番いいのは高性能なOSで色々なプログラムを動かすことです。
二種類の情報をバランスよく取得しましょう
要するに抽象的な内容の本と具体的な内容の本をバランスよく読みましょうということです。
二つがうまく組み合わさったときそれが「優位性」になるはずです。
みんながプログラムばかり鍛えているところに高性能なOSが入っていけば、今までのプログラムをより効率的に効果的に動かせます。反対にみんながOSのチューニングばかりして中身がない状態で、まだ誰も高性能OSでは動かしていないプログラムを動かせば誰も見つけていない成果が得られるでしょう。
優位性を得る方法の一つのやり方が「OS役」と「プログラム役」の二種類の情報をバランスよく、それなりの量取得して組み合わせてみることなのです。
![](https://syoko-okiba.com/wp-content/uploads/2023/06/吹き出し用20230601-150x150.jpg)
今の本棚の本を今回の二種類の分類に当てはめてみてはいかがでしょうか?